森永製菓から1988年(昭和63年)に発売された『ぬーぼー(正式表記:ぬ~ぼ~)』について解説をするぞ。
エアインチョコがあまりに美味しすぎて、昭和・平成の子供たちの記憶に鮮烈に残っている名作のチョコ菓子じゃ。
80年代に発売されたチョコレート菓子の中では圧倒的は人気で、遠足のおやつに持ってくる子供も多かった『ぬーぼー』。
サクサクのモナカ生地の中にふわふわのエアインチョコが入っている二重構造のお菓子。サクッふわっの二つの食感を体験できる楽しさと、味そのものの美味しさどWの魅力がある名作のチョコ菓子でした。
黄色くてふわふわなイメージキャラクター(ゆるキャラ)のかわいくて、お菓子だけでなくグッズも人気になったほどブームを作ったお菓子です。
そんなぬーぼーの商品情報、田代まさしが出演していたCM、販売終了の理由、似ているお菓子などを本ページではわかりやすくお伝えします。
参考記事昔のお菓子森永製菓『ぬーぼー』の商品情報[販売開始・終売時期・販売メーカー]
【ぬ~ぼ~】
黄色のかわいいゆるキャラの名前もお菓子と同じ「ぬ~ぼ~」なんじゃよ。#懐かしいお菓子 #ぬーぼー#イラスト pic.twitter.com/DE5mnfkp5W— おかし博士@昔のお菓子 (@okashihakase) November 3, 2021
- 商品名:ぬ~ぼ~
- 販売メーカー:森永製菓
- 販売開始:1988年(昭和63年)
- 販売時期:1988年-1996年
- 種類:エアインチョコ
『ぬーぼー』は森永製菓が1988年(昭和63年)に販売開始した商品です。
1985年に同社が発売した『スプーナ』で培ったエアインチョコの技術を応用し、サクッとしたモナカ生地で包み食感・味の両方で楽しめる商品としてリリースしました。
ちなみに『スプーナ』はエアインチョコをノーマルチョコレートでコーディングしたお菓子です(↓)。
ぬーぼーは、子供向けの小さいパッケージのチョコとしては高額だった50円!
それにも関わらず、あまりにも美味しくてCMでも話題だったことから大ヒット。一時期はブームと言えるほどの人気で、姉妹商品の「ぬ~ぼ~アイス」「ぬ~ぼ~グミ」も販売されたほどです(それらはあまり人気になりまでしたが…)。
たったの1本(3つのブロックに分かれている)で50円という値段は、当時の子供達にとっては高価だったじゃんよ。
だから「一口ちょーだい」とか友達に言われると、器が小さい博士はすごく腹が立ったもんじゃ。
黄色いゆるキャラの名前はぬーぼー
ぬーぼーと言えば、パッケージに描かれている黄色くてかわいいキャラクター。
ベイマックスのような丸みのあるぽっちゃり体型で、つぶらな瞳が愛らしい存在です(もちろんベイマックスよりこちらのキャラの方が先に登場しています)。
1980年代後半から1990年代前半にはぬいぐるみ・めざまし時計・ハンカチ・ノート・ステッカー・Tシャツ・靴下など様々なキャラグッズも登場し、大人気のゆるキャラでした。
ただぬーぼーのお菓子は食べまくっていただけど、このキャラの名前は知らないという方も多いはず。
実はこのキャラクターの名前もお菓子と同じ『ぬーぼー(通称:ぬーぼーくん)』。
たしかに名前とキャラのぼんやりした雰囲気がマッチしており、ぴっ
たりのネーミングですよね。
田代まさしが出演していたぬーぼーの人気CM
『ぬーぼー』の人気に火をつけるきっかけとなったのは、当時人気タレントだった田代まさしさんが出演していたCMです。
オールバックの髪型でスーツ姿でビシッと決めた田代まさしさん(愛称マーシー)が、バラを咥えてぬーぼーくん(黄色のキャラクター)とコミカル踊る内容。
このTVCMが子供たちが見るアニメやバラエティ番組の合間に流れまくり、自然に「ぬーぼーを食べてみたい!」という気持ちにさせられちゃいました。
なお田代まさしはぬーぼーのCMには常に出演をし続け、子供たちの間では「田代まさし=ぬーぼーorバカ殿で志村けんの横にいる人」というイメージが確立したほどです。
今でも田代まさしさんのニュースが報道されるたびに、無意識にぬーぼーを食べたくなってしまうのはるのは『パブロフの犬』現象じゃの。
ゲームボーイでぬーぼーくんが主人公のゲームが発売された
ぬーぼーが子供たちの間のあまりに人気になったせいで、なんとぬーぼーくんが主人公のゲームが発売されました。
タイトルは『ぬ~ぼ~』。発売時期は1992年12月、販売はアイレム、機種は携帯ゲーム機のゲームボーイ。
ぬーぼーくんが活躍する横スクロールアクションで、主人公だけでなく狼・リス・もぶらなどの動物がモチーフの敵キャラもすごくかわいかったです。
ぬーぼーが販売終了した理由は商標権の問題?復活はある?
お菓子もキャラクターもあれだけ人気だったぬーぼーがどうして急に販売終了になったのか?多くの方が気になっているはずです。
これにはついてはぬーぼーの商標権が大きく関係しています。
商標権とは
商標権とは、商品又はサービスについて使用する商標に対して与えられる独占排他権で、その効力は同一の商標・指定商品等だけでなく、類似する範囲にも及びます。
参照:商標権と商標出願(日本弁理士会)
実はぬーぼーの商標権が森永から他社に渡り、ぬーぼーを販売することができなくなったしまったのです。
なおその後、森永はぬーぼーと同じタイプのモナコ&エアインチョコのお菓子を1998年に『ほわほわチョコ』、2003年に『くまのプーさんモナカチョコ』という商品名で販売します。
しかしいずれもぬーぼーほどのヒット商品になれず、数年で終売しました。
残念ながらそれ以降はモナカ&エアインチョコのぬーぼータイプの商品は、森永製菓から販売されていません(本記事執筆時点)。
ただぬーぼーは今でも根強い人気がある商品ですので、もしかしたら将来的には復活・復刻販売もあるかもしれないですね。
ぬーぼーに似てるお菓子はコレ!今でもコンビニ・スーパーで手に入る
ぬーぼーが森永製菓から発売されていないなら、他メーカーから似てるお菓子は販売されていないの?
現在市場に流通しているお菓子の中で、最も近いと感じるのが名糖産業から発売されている『ぷくぷくたい エアインチョコ』です。
形状こそお魚の鯛(たい)でぬーぼーのブロックタイプとは異なりますが、外がサクサクモナカ生地で中がフワフワのエアインチョコというの全く同じ。
味もかなりぬーぼーに近いというか、ほぼ同じでめちゃ美味しいです!
スーパー、コンビニ、お菓子屋さんで広く流通しており、手軽に購入できるの嬉しいですね。また味も『ノーマルチョコ』と『いちごチョコ』の2種類というのも、ぬーぼーと同じ。
鯛がハートを持っているシークレットぷくぷくたいが当たればラッキーじゃ。
まとめ
今回の記事では『ぬ~ぼ~』の商品・キャラ情報、田代まさしさんが出演していたCM、商標権の問題、今も買える似ているお菓子についてお伝えしました。
味が美味しくCMも印象に残っていて、当時の子供たちにとっては間違いなく思い出のお菓子の一つです。
あのキャラクターのパッケージで復刻・復活してほしいという声も大きいので、森永さんぜひぬーぼー復活の検討をよろしくお願いします!
復刻販売した場合、マーシー(田代まさし)がCMに出演するのはさすがに難しいかのぉ…。
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