[5/8チップ]ドラゴンボールCMで人気の懐かしスナック[名前の由来・販売終了の理由]

[5/8チップ]ドラゴンボールCMで人気の懐かしスナック[名前の由来・販売終了の理由]

80年代・90年代だったエスビー食品（S&B）『5/8チップ（はちぶんのごチップ）』。

30-50代にはとってはカルビーの『ポテトチップス』やヤマザキビスケット『チップスター』と並ぶ、ド定番のポテトチップスです。

身近にあるのが当たり前のお菓子だったので、販売終了を知った時は大ショックでした。

そんな大人気のポテトスナック菓子の名前の由来、当時放送されていたCM情報、販売終了の理由をわかりやすく解説します。

特に名前の由来は雑談に使えるTips（一応チップスとかけてます）なので、ぜひチェックしてください。

参考記事昔のお菓子

8分の5チップの商品基本情報【販売会社・販売開始・終売時期】

【5/8チップ】
通常のポテトチップスの八分の五の大きさで、キッズや女性が食べやすいポテチなのじゃ。#昔のお菓子#イラスト pic.twitter.com/I4L96AB4pJ

— おかし博士＠昔のお菓子 (@okashihakase) November 3, 2021

真っ黒い箱のパッケージ、赤地に白抜きで大きく『5/8チップ』と書かれた文字。子供向けのお菓子で真っ黒なパッケージというのは、かなり珍しく目を引くデザインでした。

チップスはカルビーや湖池屋のポテトチップスのようにじゃがいもを薄くスライスして揚げたものではありません。

フレーク状のジャガイモを一口サイズに丸く成形して、それを油で揚げる『成形ポテトチップス』。ジャンルで言えば、P&Gのプリングルスやナビスコのチップスターと同じタイプです。

味は「あっさりしお味」「グリルビーフ味」「しそ味」「マヨネーズ味」などがありましがた、圧倒的に人気だったのが「あっさりしお味」。

また販売は1979年にスタート、80年代・90年代は定番のポテトチップスとして人気の地位を確立。しかし2003年に惜しまれながら販売終了となりました（終売の理由は後述します）。

『5/8チップ』の名前の由来（意味）は女性社員の一言

続いて5/8チップの名前の由来について解説します。

発端は当時エスビー食品に勤務していた女性社員（OL）が発した「ポテトチップスが大きすぎて食べにくいし、人前で食べるのは恥ずかしい。もっと小さいのがあったらいいのに」という何気ないつぶやきでした。

この女子社員の発言から、小さいポテチには市場のニーズがあるとヱスビー食品は判断。

従来のアメリカンサイズの『5/8』（62.5％）の大きさ（比率）のポテトチップスを開発しました。

その商品が『5/8チップ』。そう、商品名はそのサイズが由来しているのです。

『5/8チップ』にはドラゴンボールの悟空が登場するCMがあった

5/8チップは商品が美味しいことはもちろん。あれだけ定番のお菓子になった理由はTVコマーシャル。

なんと当時大人気だったドラゴンボールの孫悟空とのコラボしたCMが毎週水曜日のアニメの放送時間に流れていたのです。

少年時代の孫悟空が『5/8チップ』を探し求めて冒険するストーリー。最終的には大岩をカチ割って、お目当ての『5/8チップ』をゲットする内容です。

そりゃあの悟空が美味しそうに食べるのを見たら、欲しくなるに決まってますよね。

同じく悟空が出演するCM『こどもロート（子供用の目薬）』と同じく、当時の子供は『5/8チップ』を親にねだりまくりました。

5/8チップは2003年に販売終了

小さいサイズで食べやすいと子供・女性・お年寄りを中心に80年代・90年代に大人気だった「5/8チップ」ですが、残念ながら2003年に販売を終了。

その理由は販売元のエスビー食品が5/8チップ以外に大ヒット商品をリリースすることができず、お菓子分野からの撤退を決めたからです。

ちなみにエスビー食品のスナック菓子と言えば、他には「鈴木くん」「佐藤くん」が有名です。

CMも放送され80年代は一時的に話題にはなった商品。しかし継続的に売れ続けることはできず、大ヒット商品とは言い難いお菓子でした。

当時、日本の苗字ランキング1位・2位の佐藤君・鈴木君から商品名をつけたネーミングセンスは、すごくユニークですよね。

まとめ

今回は5/8チップの商品情報、名前の由来、人気だったドラゴンボールのCM、販売停止の理由などを詳しく解説しました。

サイズも食べやすくて味も美味しい、クオリティの高いポテチだったので、ぜひ復刻販売してほしいですね。