1979年にAGF(味の素フーズ)から発売された『ドンパッチ(DON PACHI)』について解説をするぞ。
口の中でチリチリと音を立ててパチパチ弾ける食感がクセになる、新感覚のキャンディーじゃよ。
口の中でパチ!パチ!と音を立てて弾ける食感が病みつきになる不思議なキャンディー『ドンパッチ』。
その弾ける感覚が楽しすぎて、子供たちの間で大ブームとなったキャディー。しかもパッケージのかわいさからは想像できないクレイジーな弾けっぷりで、初めて食べた時は「口の中が火傷した?」と錯覚したほどでした。
またドンパッチが大ヒットしたおかげで、その後は弾ける綿あめ菓子『わたパチ』、弾けるガム『ガムパッチ』などが各メーカーからリリースされ弾け菓子ブームが起こったほどです。
そんな子供たちに大人気だった昭和の懐かしのお菓子『ドンパッチ』の商品情報、口の中で弾ける仕組み(原理)、通販で買う方法、モデルとして登場した某人気アニメ・漫画などを詳しく解説します。
参考記事昔のお菓子こんなクレイジーなキャンディーをあの『味の素』が販売していると大人になって知った時は、衝撃じゃったぞ。
ドンパッチの商品基本情報[販売開始・終了時期・販売メーカー]
【ドンパッチ】
お口の中がフィーバー!フィーバー!
弾けたいパリピ御用達のキャンディーじゃよ。#懐かしのお菓子#イラスト pic.twitter.com/CMr62RWqbK— おかし博士@昔のお菓子 (@okashihakase) November 3, 2021
- 商品名:ドンパッチ(DON PACHI)
- 販売メーカー:AGF(味の素ゼネラルフーズ)
- 販売開始:1979年(昭和54年)
- 販売時期:1979年-2000年
- 種類:炭酸キャンディー
『ドンパッチ』はAGF(味の素ゼネラルフーズ)が1979年(昭和54年)に発売した、口の中で弾ける感覚が楽しいキャンディー。
昭和50年にアメリカで大ブームとなった弾けるキャンディー『ポップロックス』という商品があり、それを日本でライセンス契約して販売したのが『ドンパッチ』です。
このドンパッチはアメリカと同じく、日本の子供たちの間でも大人気になります。テレビCMも頻繁に放送されていました。
当時の人気バンド・爆風スランプが出演していたCM(↓)
あの口の中で弾ける食感は、他のお菓子には無い独自の新感覚。、口の中で弾ける楽しさを共有したくて、よくみんなが回し食べしたものです。
みんなの注目を集めたく、「根性だめし」と称して一袋を一気食いするお調子ものもいました。一つまみだけでも、強いパチパチ感なのに一袋を一度に食べると口の中で小爆発が起こったような感覚なりますね笑
もちろんあくまで弾ける感覚がするだけで、火傷・ケガなどは絶対にしない安全なお菓子です。
なお味はレモン味・コーラ味・オレンジ味の三種類があり(コーラ味から後から登場)、私の周りではオレンジ味とコーラ味の人気が高かったです。
当時の子供はドンパッチを食べて、リアクション芸を覚えたもんじゃよ。
ドンパッチがパチパチはじける仕組み・原理を解説
ドンパッチの最大の特徴は口の中でパチパチと音を立てて弾ける感覚。ではあの弾ける仕組みは一体どうなってるのでしょう?
「もしかして小爆発をさせる火薬のような危険な成分が入ってる?」と不安に感じていた方もいるかもしれませんね。
しかしドンパッチの原材料は次の6つの成分のみ。もちろん火薬のような危険な成分は一切入っていません。
砂糖、乳糖、コーンシロップ、香料、炭酸ガス、合成着色料
あの弾ける感覚を引き起こしているのは、太字で記載した『炭酸ガス』です。
溶かしたキャンディーの内側に炭酸ガス(CO2)を封じ込めることで、飴を舐めた時に破裂するような感覚を生み出しています。
弾ける仕組み・原理は炭酸ガスによる微発砲でした。
なお当時アメリカや日本で弾けるキャンディー(『ポップロックス』『ドンパッチ』)を食べて、「胃で暴発する死亡事故が起こった」「口の中で爆発して大火傷を負った」などの都市伝説が流れました。
それらは全部デタラメ!私も調査してみましたが、そんなニュースは国内外で1件も報道されていません。
また厚労省から炭酸キャンディーの安全性について注意喚起するような報道もありませんでした。
あくまで都市伝説。信ぴょう性の全くないウワサ話で、ドンパッチは安全に食べられる楽しくて美味しいお菓子でしたよ。
ドンパッチはすでに販売終了済み[通販で買える代替商品]
子供の頃を思い出して、「もう一度ドンパッチを食べたい!」という30代・40代の方は多いはず。
しかし残念なことにドンパッチは2000年に販売終了。今はドンパッチは市場に流通していません。
ただしドンパッチに似た弾けるキャンディー(代替商品)なら現在もスーパー、コンビニ、お菓子屋さんで購入可能です。
その代替商品が明治産業(Meisan)から発売されている『パチパチパニック』
こちらは炭酸ガスを封入した弾けるキャンディーだけでなく、小粒のラムネも含まれている商品。
弾けるキャンディーとラムネの2つを同時に味わえ、お口の中でパーティーが行われているような楽しい気分になるお菓子です。
今の子供はもちろん、ドンパッチを大好きだった当時子供だった大人たちにも愛されているお菓子です。
なおアマゾンや楽天市場などの通販で購入可能。通販でも20袋で1,000円前後(1袋あたり約50円)とリーズナブルな値段で買いやすいお菓子です。
パチパチパニックはコーラ、グレープ、ソーダの3種類の味があるぞ。
博士はコーラ味が一番好きなんじゃ。
人気アニメキャラのモデルに!なんと声優はあの小野坂昌也
『ドンパッチ』という言葉を聞いて、お菓子ではなくこちら(↓)のキャラクターを想像する方もいるでしょう。
このキャラはアニメ化もされた人気マンガ『ボボボーボ・ボーボボ』に登場する人気キャラクター『首領パッチ(ドンパッチ)』。
好物はコーラ、趣味・特技はハジケ。名前や趣味・特技からもわかるように、明らかにお菓子ドンパッチをモチーフに生み出されたキャラです。
ちなみにアニメでは大阪出身の有名声優・小野坂昌也(おのさかまさや)さんがCV(キャラクターボイス)を担当!
『BLEACH』の平子真子、『はじめの一歩』の千堂武士、『テニスの王子様』の桃城武、『トライガン』のヴァッシュ・ザ・スタンピードなどの声を務める大人気声優さんがCVをしていたんですよ。
まとめ
今回の記事では弾けるキャンディー『ドンパッチ(DON PACHI)』の商品情報、弾ける仕組み(原理)、通販で買える代替商品などをわかりやすくお伝えしました。
一時期は販売終了となり弾けファンにとっては暗黒の時代でしたが、幸いなことに現在は代替商品とも言える『パチパチパニック』を気軽に通販で入手可能。
あの口の中で弾ける楽しくて美味しい感覚を、今でも楽しむことができますよ!
パッケージを見ただけで、口の中がフィーバーするあの感覚が蘇るのぉ。
コメント
ボ へミア~ン!
当時はあの食感が衝撃的でしたね。