1962年に発売されたロッテの『コーヒーガム』について解説するぞ。
当時の子供は本物コーヒーを飲むより先に、コーヒーガムを食べたもんじゃよ
スペアミントガム、ブルーベリーガム、梅ガム、ジューシー&フレッシュ、クイックエンチなど数多くのヒット商品を生み出したロッテ板ガムシリーズ。
参考まずいと口コミが話題のスペアミントガム中でも当時の大人がこぞって食べていたのが、茶色パッケージに黄色の文字が印象的なパッケージの『コーヒーガム』です。
私も父親もコーヒーガムを食べながら、ポッカの缶コーヒーを飲んでいて「どれだけコーヒーが好きなんだよ」と子供ながら心の中でツッコんでいました(実際に口にすると怒られるので)。
また子供たちの大半がマルカワの『フィリックスガム』『コーラガム』『グレープマーブルガム』などを食べる中、『コーヒーガム』を食べてる子が大人っぽいクールな子が一人はいたものです。
コーヒーガムを美味しそうに食べてる子を見ると、なんか大人っぽく見えたんですよね。
今振り返ると単純にカッコを付けたくて、大人ぶって食べていただけだと思うのですが笑
そんな大人や一部のカッコをつけたい子供を人気だった『コーヒーガム』の商品情報、販売開始・終了(終売)時期、現在の復刻販売の状況やどこで買えるか、さらにはコーヒーガムが登場するあの漫画作品についても本記事でお伝えします。
参考記事昔のお菓子【コーヒーガムの商品情報】販売開始・終了時期・原材料・カロリーを解説
【コーヒーガム】
1962年に販売開始されたロッテ板ガムシリーズ『コーヒーガム』当時の小学生や園児は本物のコーヒーより先に、こっちのガムでコーヒーの味を覚えたもんじゃよ#昔のお菓子 #昭和のお菓子 pic.twitter.com/gXUr62hBV5
— おかし博士@昔のお菓子 (@okashihakase) September 4, 2024
- 商品名:コーヒーガム
- 販売メーカー:ロッテ株式会社
- 販売開始:1962年(昭和37年)
- 販売時期:1962年-1990年
- 種類:チューイングガム
砂糖(国内製造)、水あめ、ぶどう糖、コーヒー、ゼラチン、ウーロン茶抽出物/ガムベース、軟化剤、香料、カラメル色素、甘味料(アセルファムK、スクラロース)
- 熱量:80kcal
- たんぱく質:0g
- 脂質:0g
- 炭水化物:19.9g
- 食塩相当量:0.004g
コーヒーガムはロッテ板ガムシリーズの商品の一つで、スペアミントガム、グリーンガムに次いで1962年に発売
ローストのコーヒーの苦味だけでなく、ミルクの甘みをしっかりと感じられる味で大人を中心に人気となったガムです。
ちなみに1960年代当時はコーヒー味のお菓子が大ブーム。
ガムだけじゃなくクッキー、ビスケット、チョコ、飴(キャンディー)※などもコーヒー味のお菓子が発売されていたんじゃよ。
※『ライオネスコーヒーキャンディー』や『コーヒービート(コーヒー豆の形のチョコ)』などが当時はコーヒー味のお菓子として人気でした。
なおコーヒーガムはコーヒー味お菓子ブームの終了と、板ガム離れが急激に進んだことで1990年(平成2年)に販売終了。
定番のガムシリーズと思いきや、実は今から30年以上も前に終売をしているんですね。
え?でもつい最近もコーヒーガムを売られているを見た気がするんだけど?
それは販売終了後に復刻販売されたコーヒーガムですね。
本記事執筆時点(2024年)に購入できるのは復刻版のコーヒーガムとなります。
ではその復刻版のコーヒーガムは現在どこで買えるのか?復刻版の詳しい情報は、続いてお伝えします。
コーヒーガムは2022年に復刻販売!現在はどこで買える?
前述したように、1990年に一度は販売終了になったコーヒーガム。
しかし根強いコーヒーガムファンから要望に答える形で、何度か期間限定で復刻販売がされています。
直近では2022年11月に、2012年(平成24年)以来10年ぶりに復刻。
本記事を執筆している2024年の現在も購入可能です。
ただし販売している店舗は限定的。SNSで目撃情報があるのはイオンの大型店舗かダイソーぐらいです。
私もいくつかのスーパーや百均の店舗を周りましたが、ダイソーでしかコーヒー見つけることができませんでした(下記画像)。
近くにお菓子を取り扱っているダイソーやイオンの大型店舗が無い場合は、実店舗での購入が難しいかもしれません。
その場合は楽天市場やAmazonなどのネット通販で購入すればよいでしょう。
幸いなことに現在のところデタラメなプレ値(プレミア価格)で転売はされていないので、送料無料&ほぼ定価(120-130円)で購入可能ですよ。
コーヒーガムはまずい?美味しい?実食レビュー
では復刻発売されたコーヒーガムの味は美味しいのか?不味いのか?
肝心の味がどうなってるのかは気になりますよね。
そこで実際に百円均一ショップのダイソーで復刻販売されていたコーヒーガムを買ってみて実食してみました。
包み紙を取った時の銀紙も昔のまんまじゃよ
口の中にガムを入れて噛んでみると、昔食べたあの甘ったるいミルクコーヒーの味がそのまま。
私が子供の頃に食べたコーヒーガムの記憶とほぼ同じ味でした。
当時よりも味の濃さは少し抑えめにしてあるのかな?とは感じましたが、それでも懐かしいあの味です。
一口噛んだ時に、「これ!これ!この味だよ!」と思わず興奮してしまいした笑
それもそのはず。なんと今回の復刻版には当時と同じ原料のコーヒーを使ってるとのこと。そりゃほぼ同じ味になるのも当然ですよね。
食べ終わった後にしばらく口に残る甘ったるい後味も同じで、大満足でしたよ。
あの昭和の懐かしい時代にタイムスリップしたい方は、ぜひ食べてみてください!
ジョジョの奇妙な冒険・第三部イギーの大好物はコーヒーガム
ジョジョ第三部に登場するイギーの大好物は『コーヒーガム』なんじゃよ🐶
あまりにも好きすぎて包み紙ごと食べてしまうぐらいじゃ☕️ pic.twitter.com/rU6F42BrYV
— おかし博士@昔のお菓子 (@okashihakase) September 5, 2024
アニメ・漫画作品に登場キャラクターの中に、実はコーヒーガムが大好きなキャラがいます。
それはジョジョの奇妙な冒険・第三部(スターダストクルセイダース)に登場する犬・イギー。
ボストンテリア犬にも関わらず、スタンド能力に目覚めた稀有なキャラです。
彼(一応オス犬なので)の大好物はコーヒー味のチューイングガム。普段は狂暴ですが、コーヒー味のガムさえ食べさせておけば大人しくなります。
ちなみになかなか食い意地が張っており、アブドゥル(ジョジョ3部に登場する占い師)がコーヒーガムを1枚イギーに上げようとしたら、手渡した1枚の方ではなく反対の手に持っていた箱ごとかっさらいました笑
イギーがコーヒーガムがくちゃくちゃ食べる名シーンはアニメ・ジョジョの奇妙な冒険のシーズン3の第25話で視聴できるぞ
まとめ
今回の記事では『コーヒーガム』の商品情報、カロリー、原材料、復刻版の販売情報、現在はどこで買えるか等をお伝えしました。
本文でもお伝えした通り、コーヒーガムは2022年に10年ぶりとなる復刻版をリリース。
ただし復刻版はあくまでも期間限定の位置づけの商品。レギュラー化したわけじゃないので、今後ずっと買えるわけではありません。
また一度販売停止になれば、10年以上食べることができない可能性が高いです。
復刻版とは言え、製造ラインの構築や工程管理が必要なためロッテ側として決して簡単なことではないですからね。
昭和の懐かしのお菓子『コーヒーガム』を食べたい方は、なるはやで手に入れるのがおすすめじゃ。
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