【クイッククエンチC】CM放送された昭和の人気板ガム！ダイソーで復刻販売

今回紹介するのは白いパッケージにレモンのイラストが印象的なロッテの板ガム『クイッククエンチC』。

スペアミントガムから始まり、グリーンガム、コーヒーガム、ジューシー＆フレッシュ、梅ガムなど数多くの人気の商品をリリースした板ガムシリーズの中では、1978年に販売スタートと比較的に新しい商品です。

クイッククエンチCの最も大きな特徴と言えるのが、食べることを想定されたシーン。

一般的なガムは勉強や仕事の合間のリラックスしたい時に食べるはず。あるいは読書やゲームなどの集中したい時に噛む方もいるでしょう。

しかしこのクイッククエンチCはスポーツ中に食べることを想定された珍しいタイプのガム。パッケージにもテニス中の女性や、野球をしている男性が描かれています。

テイストがレモンライムの強めなので、その酸味で噛む度に多くの唾液が分泌され喉の渇きを潤されるという仕組みです。

とは言え、外から水分を取り入れるわけではないので、唾液で喉を潤すというのは今考えるとかなりが無理があると感じます。

しかし当時は部活や運動中に水分を補給するのは、根性を鍛えられないから厳禁とされていた時代（今では考えられませんが…）。

でもガムなら大丈夫だろうと苦肉の策として、力強いレモンの酸味で唾液が大量に分泌される本商品が開発されたわけです。

クイッククエンチCを噛んでしばらくの間は口の中にレモンの爽やかさが感じれ、汗だくになった運動中にも爽快感を得られますからね。

スポーツ中に食べたくないガム個人的1位のコーヒーガム（↓）

本記事ではそんなクイッククエンチCの商品情報（原材料・カロリー）、販売開始・終了時期、当時放送されいたテレビCM、アイスやキャンディー、復刻販売の最新情報、さらには実際に食べた味のレビューについてもお伝えします。

参考記事昔のお菓子

【クイッククエンチCの商品情報】販売開始/中止の時期・原材料・カロリー

【クイッククエンチC】
1978年に販売開始されたロッテ板ガムシリーズ『クイッククエンチC』

スポーツする時に食べることを想定されたレモン味のガムで、超すっぱいのが特徴じゃ

顔がシワだらけになるぐらい酸っぱいから、お子様が食べる時は要注意すんじゃよ🍋#昔のお菓子 #昭和のお菓子 pic.twitter.com/A5szuirS58

— おかし博士＠昔のお菓子 (@okashihakase) September 7, 2024

※2024年に販売再開の復刻版商品の原材料です

※2024年に販売再開の復刻版商品の栄養成分です

クイッククエンチCは1978年から1992年まで約14年間販売され、その後に販売終了となった商品です。

ただし2024年8月に復刻※！

※復刻販売の詳しい情報については本文で後述します。

現在はダイソーやイオンで購入が可能です（取り扱いは一部店舗のみ）。

また本商品を『クイックエンチC』『クイックエンチ』と呼ばれる方が多いですが、正式名称は『クイッククエンチC』と【ク】が重なります（アルファベット表記：QUICK QUENCH-C）。

クイッククエンチCの原材料での特徴は『食塩』が配合されていること。これは他のロッテの一般的な板ガムには無い特徴。

あの酸味が強い梅ガムですら、実は食塩は含まれていません。

クイッククエンチはスポーツ中に食べることも想定されているガムなので、汗で流れる塩分を補給することが考えられているのでしょう。

あとは1パックあたりビタミンC135㎎と、レモン1個（ビタミンC100mg）分以上が配合されています。

クイッククエンチはテレビCMも放送されていた！あの小倉智昭がナレーション

板ガム全盛期の1980年代前半は、テレビでもクイッククエンチの商品CMが放送されていました。

こちらが1984年に放送されていたCM（↓）

※0:00-0:12までがクイッククエンチCMです

白のテニスウェアっぽい服に身を包んだ男女が、大きなレモンを笑顔を運ぶだけというかなりシュールな内容。

そして最後はレモンが果汁をまき散らしながら弾けて、「ガム1枚にレモン1個分のビタミンC！」というナレーションでCMは終了。

CM主旨はよくわからないですが、レモン風味の爽やかな味のガムで、ビタミンCがいっぱい入っているということだけは伝わってきます笑

ちなみにこちらのCMのナレーションは特ダネの司会をしていた小倉智昭さん。

今でこそ司会者・MC・コメンテーターのイメージの彼ですが、当時は売れっ子フリーアナウンサー。

軽妙で聴いていて気持ちのいい早口で、本CMだけじゃなく『タミヤRCカーグランプリ』『世界まるごとHOWマッチ』など、人気番組のナレーションをしていましたよ。

クイッククエンチとはどんな意味？日本語に直訳してみた

『クイッククエンチ』を昭和の時代に食べていた方も、その英語の意味（日本語訳）を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか？

『クイック（quick）』は素早い・はやい、はやく・すぐになどの意味の中学生英語ですが、『クエンチ（quench）』とはどういう意味なのでしょう？

『クエンチ（quench）』にはは抑える・消す・冷却するなど意味があります。

つまり『クイッククエンチ（quick quench）』なら素早く消す・冷却するという意味となります。

クイッククエンチはスポーツ中に噛むことを想定されたガム。運動中に熱くなった体を冷却するという意味でこの商品名を付けたのだと、意味を調べればわかりますね。

クイッククエンチCガムが2024年に復刻販売！ダイソーで買える

1992年に一度は販売が終了したクイッククエンチC。しかし2024年8月に復刻販売をスタート！

本記事執筆時点ではイオンなどの大型スーパーや、百円均一ショップのダイソーで購入が可能です。

私の近所のイオンには売っていませんでしたが、ダイソーで無事に買うことができました。

ダイソーの場合はお菓子売り場になくてもレジ横の小さいスペースに並んでいることがあるので、くまなくチェックしてみてください。

ちなみに若者たちの昭和レトロブームが追い風になり、10-20代の板ガム購入数はすごい勢いで伸びています。2024年は前年比で150％増。

ミンティアやフリスクに押され、ガム離れが進んでいる中、異常な盛り上がりですよね。

最近になって板ガム復刻ブームが続いているのも、そのような背景があってだからでしょうね。

しかし復刻版の販売はあくまでも終了時期が未定の限定的なもの。売上が落ちたら販売中止になるのは予想できるので、食べたい方はなるべく早く入手しておきましょう。

幸いなことに現時点ではまだ転売ヤーがプレ値をつけていないので、amazonや楽天でも110-120円のほぼ定価で買うことができます。

【ガチの口コミ】クイッククエンチを実食レビュー！レモンの酸味は不味い？美味しい？

ネットで口コミを調べると、不味い・酸っぱすぎる・美味しくないという口コミも散見するクイッククエンチですが、実際のことろ味はどうなのでしょう？

私もダイソーで復刻版で買いましたので、実食レビューをしてみます。ガチ口コミが気になる方は参考にしてください。

当時は子供にはかなり酸っぱくてあまり好きじゃなかったのですが、今食べたらどう感じるのでしょう？

それでは実食です！パッケージのテープをめくって、ガムを1枚取り出します。

昔の通り、ちゃんと銀紙に包まれていました。板ガムと言えばこれですよね！

一口食べてみると、「めちゃすっぱーい！！」

顔をしかめるぐらいのかなり強めの酸っぱさ。広告で『パワフルなレモンの酸味』と謳っているだけあって、たしかに酸っぱいです。

正直な話、すっぱい果物が苦手にはおすすめしません。

一方、レモンやグループフルーツのシトラス（柑橘類）の酸味が好きと言う方には超おすすめ。

私はすっぱい柑橘類が大好きな人間なので、これはリピ確定。今度ダイソーに行ったら、まとめ買いしてきます！

あと酸っぱすぎて噛んでいる時の唾液の分泌量がハンパありません。梅干を食べた時と同じくらい唾液が出ましたから。

たしかにこれなら多少の喉の渇きは潤いそうです笑

クイッククエンチはアイス・ラムネ・ジュースも販売されてたってウソ？本当？

クイッククエンチはガムだけじゃなく複数の商品でシリーズ展開されていました。

具体的にはジュース（ドリンク）、アイスキャンデー、ラムネなど。

それらの中で私が食べたことがあるのはアイスキャンデー。

アイスの中にレモン味のクラッシュ氷が含まれていて、シャリシャリ食感が美味しい暑い時期にピッタリのアイスで美味しかったです。

ガムだけじゃなく、できればそちらも復刻販売して欲しいですね。ロッテさん、ご検討をよろしくお願いします。

まとめ

今回の記事ではクイッククエンチCの商品情報、名前の意味、実食レビュー、復刻版の販売情報などをお伝えしました。

嬉しいことにクイッククエンチは、昭和レトロブームの勢いもあって2024年に復刻販売。

本記事執筆時点（2024年）ではダイソー、イオンなどで簡単に手に入ります。

ただし復刻販売は終了時期未定の限定的なもの。レギュラー販売ではないので、予告なしに販売終了する可能性はあるのでその点はご注意ください。