70年以上の歴史があるロッテ板ガムシリーズの歴代商品13種類をまとめて紹介するぞ
チューインガムを日本に広めたと言っても過言ではない商品、ロッテの板ガムシリーズ。
その第一弾となる『スペアミントガム』の販売開始されたのは1954年なので、70年以上の歴史があるお菓子です。
『コーヒーガム』『ジューシー&フレッシュ』『スウィーティーガム』など、数多くの人気商品が販売されていたので、昭和・平成世代の方なら誰でも一度は食べたことがあるはず。
今回の記事ではそんなロッテ板ガムシリーズの歴代13種類の商品を、販売された順にまとめて紹介します。
ロッテ板ガムの70年の歴史を知りたい方や、子供の頃に食べた思い出の懐かしいガムを見つけたい方はぜひチェックしてください。
また記事後半では現在復刻販売されていて入手できる板ガムの情報もお伝えします。
参考ロッテ板ガム人気ランキング1.スペアミントガム(1954年)
- 商品名:スペアミントガム
- 発売開始:1954年(昭和29年)
- 販売期間:1954年-1997年
- 味:スペアミント風味
- 特徴:元祖ロッテ板ガム
ロッテ板ガムシリーズの中で、最も古くに販売された『スペアミントガム』。
ザ・ミントという感じのフレーバーが特徴です。70年以上に渡るロッテ板ガムの歴史はここから始まりました。
パッケージにライオンのロゴが描かれているのじゃが、なぜライオンなのか未だに謎なんじゃ。
2.グリーンガム(1957年)
- 商品名:グリーンガム
- 発売開始:1957年(昭和32年)
- 販売期間:1957年-現在
- 味:ペパーミント風味
- 特徴:ミントフレーバーパウダー配合
1957年に発売され、今現在もスーパーやコンビニで買える超ロングセラーの王道板ガム『グリーンガム』。
約65年以上も売れ続けている定番中の定番商品。素材にもこだわっていて、原材料には乾燥ペパーミントをしっかり使用。
使われている素材からもロッテのグリーンガムに対しての愛を感じますね。
グリーンガムに使用されているのは、花が咲く前に刈り取った『初詰みミント』だけなんじゃよ。
3.クールミント(1960年)
- 商品名:クールミント
- 発売開始:1957年(昭和32年)
- 販売期間:1957年-現在
- 味:ペパーミント&メントール
- 特徴:口の中の冷んやり感が心地いい
1957年に発売がスタートした『クールミント』。ペンギンのパッケージが涼しげな板ガムです。
クールミントも先ほどのグリーンガムと同様、現在も販売が継続している超ロングセラーの定番商品。
口の中に入れた時のメントールの冷んやり感が気持ちよくて、暑い時期に食べるにはピッタリのガムです。
クールミントのパッケージは南極観測隊から着想を得ているのを知っておったか?
だからペンギンと南極大陸が描かれているんじゃよ。
4.コーヒーガム(1962年)
- 商品名:コーヒーガム
- 発売開始:1962年(昭和37年)
- 販売期間:1962年-1990年
- 味:ミルクコーヒー味
- 特徴:コーヒー味おかしブームの先駆け
1962年に発売された『コーヒーガム』。1960年代に起こったコーヒー味のお菓子ブームのきっかけを作ったお菓子です。
当時は本商品以外にも『コーヒービート(コーヒー豆の形のチョコ)』や『ライオネスコーヒーキャンディー』などコーヒー味のお菓子が多く販売されました。
テイストはかなり甘めのミルクコーヒー味。苦さは控えめなので、大人ぶった小学生がよく食べていました笑
昭和の小学生はコーヒーガムでコーヒーの味を覚えたもんじゃよ
5.ジューシー&フレッシュガム(1970年)
- 商品名:ジューシー&フレッシュガム
- 発売開始:1970年(昭和45年)
- 販売期間:1970年-1995年
- 味:ミックスフルーツ味
- 特徴:フルーツ牛乳からヒントを得て開発
1970年発売の『ジューシー&フレッシュガム』。黄色のパッケージが目にも鮮やかな板ガムです。
食べたことがあるけど、このガムが何味かをよくわかってない人は多いはず。バナナ?みかん?パイナップル?
実は何のフルーツは明言されていないんです。それに無果汁の製品のため、原材料に特定のフルーツは記載されていません。
たしかにフルーツの絵はパッケージに描いてあるけど、フルーツガムとは書かれていないですからね笑
なおロッテの開発者さん曰く、銭湯で飲んだフルーツ牛乳に着想を得て開発したそうです。
実際に食べてみるとバナナや缶詰ミカンに似た風味を感じるので、大阪名物のミックスジュースのような味じゃよ。
それと噛んだ後はシナモンの風味が口に残るから、それもアクセントになっておるぞ。
6.イブ【通称:香水ガム】(1972年)
- 商品名:イブ
- 発売開始:1972年(昭和47年)
- 販売期間:1972年-1995年
- 味:ジャスミン
- 特徴:キンモクセイやバラの香りの香水ガム
1972年に発売された豪華な金色パッケージの板ガム『イブ』。
通称『香水ガム』と呼ばれており、イブという商品名よりそっちの方が有名な板ガムです。
1980年代はテレビCMも放送されており、姉妹商品にはバラの香りの『ロブ』や、森の香りの『イブ』も販売されていました。
イブは他の板ガムとは違い、タバコのような箱に入っていてのぉ。
それがまた大人の真似をしたい子供心をくすぐってきたのじゃ。
7.梅ガム(1976年)
- 商品名:梅ガム
- 発売開始:1976年(昭和51年)
- 販売期間:1976年-現在
- 味:梅味
- 特徴:他では味わえない唯一無二の甘酸っぱさが人気
1976年発売、ピンクのパッケージがかわいい『梅ガム』。現在も販売が続いているロングセラーのヒット商品。
その特徴は梅干を食べているような甘酸っぱさ。他のガムでは味わえない唯一無二のテイストなので、愛され続けるのも納得ですね。
なお最近になったパッケージが1976年販売当初の昭和レトロテイストにリニューアルされました。
梅ガムの原材料に梅干が入っていないんじゃよ※。
それであの梅干味を再現しておるのはすごいのぉ。
8.クイッククエンチC(1976年)
- 商品名:クイッククエンチC
- 発売開始:1978年(昭和53年)
- 販売期間:1978年-1992年
- 味:レモン
- 特徴:レモン1個分のビタミンCを配合
1978年に販売開始された『クイッククエンチC』。スポーツ中に噛むことを想定して開発されたガムです。
「スポーツ中にガム?」と思うかもしれんが、根性論が全盛期の当時は部活・運動中の水分補給が許されないことが多かったんです。
でもガムを噛むのは許されるケースもあったので、ガムで喉の渇きが潤せるように唾液がたっぷり出る酸っぱいレモン味になっています。
かなり酸っぱめのレモン味(パワフルレモン風味)で、噛んでいると口中が唾液であふれるほどじゃよ
9.ブルーベリーガム(1982年)
- 商品名:ブルーベリーガム
- 発売開始:1982年(昭和57年)
- 販売期間:1982年-現在
- 味:ブルーベリー味
- 特徴:美味しいガムと言えばコレ!
1982年発売の『ブルーベリーガム』。今現在も発売が続く人気のテイストです。
ブルーベリーの甘酸っぱさと口の中に広がる爽やかな香り、個人的には板ガムシリーズの中で一番好きな味です。
当時の子供達の中では一、二を争う人気だった板ガムの味だったんじゃ。
10.ブラックブラックガム(1983年)
- 商品名:ブラックブラックガム
- 発売開始:1983年(昭和58年)
- 販売期間:1982年-現在
- 味:辛口ミント
- 特徴:強烈な刺激で目が覚める
1982年の販売開始以降、今もなお定番商品としてラインナップされている『ブラックブラック』。
「眠気スッキリ!ブラックブラック!」のテレビCMでのキャッチフレーズがおなじみのあのガムです。
グリーンガムやクールミントとは一味違う、辛口のミント味でたしかに眠気が吹き飛ぶ刺激を感じられます。
あまりの辛口に舌に痛みのような刺激を感じて、ヒーヒーと言いながらベロを出す子供が続出したんじゃ。
11.アセロラガム(1989年)
- 商品名:アセロラガム
- 発売開始:1989年(平成元年)
- 販売期間:1989年-1995年
- 味:アセロラ味
- 特徴:わずか6年で販売終了の幻のガム
1989年に発売された『アセロラガム』。アセロラカラーの赤いパッケージがまぶしい板ガムです。
発売期間はたったの6年と、今回紹介する板ガムの中では最も短命でした。
私自身も数回しか食べた記憶がないですし正直な話、人気もあまりなく食べている友達もいなかったですね。
味は悪くなかったんじゃが、酸味のあるフルーツガムならブルーベリーガムがあったからのぉ。
12.マスカットガム(1992年)
- 商品名:マスカットガム
- 発売開始:1992年(平成4年)
- 販売期間:1992年-2000年
- 味:マスカット味
- 特徴:高級フルーツの味を安価で楽しめた
1992年発売の『マスカットガム』。2000年の終売まで、約8年に渡って販売がされていました。
前述したアセロラガムに次ぐ短命のガムです。
当時はマスカットが高級フルーツで、その味を気軽に安価で楽しめる販売当初は人気でしたよ。
想像通りのマスカットの味で、可もなく不可もなくという無難な平均点という印象のガムじゃ。
13.スウィーティーガム(1995年)
- 商品名:スウィーティーガム
- 発売開始:1995年(平成7年)
- 販売期間:1995年-2006年
- 味:スウィーティ味(グレープフルーツ×ポメロ)
- 特徴:丁度いい酸味と甘さで10年越えの大ヒット
1995年に発売された『スウィーティーガム』。ちなみにスウィーティーとはグレープフルーツとポメロ(柑橘類)を掛け合わせた果物です。
甘さと酸味のバランスが丁度よく、食べていて心地良さすら感じる上質のガム。
個人的にブルーベリー味の次に好きな味で、私の周りでもスウィーティーガムを好きな人は多かったです。
果物のスウィーティは食べたことないから、スウィーティーってガムの味しか知らないって人は正直に手を挙げなさい(ハイ!)
【2024年版】復刻販売されている板ガムまとめ
スペアミントガム、クイッククエンチCなどの一度は販売中止になったガムが最近になり復刻販売されるケースが増えています。
その背景となっているのは10・20代の若者を中心に起きている昭和レトロブーム。
私たち昭和世代にとっては懐かしい板ガムが、彼にとっては逆に新しく感じ、昔ながらンのパッケージや包み紙のかわいさも相まってヒットにつながっています。
なお復刻販売・レギュラー販売(定番商品)を含めて、本記事執筆時点でイオンなどの大型スーパーや百均のダイソーで購入できるロッテの板ガムは次の通りです。
- スペアミント
- グリーンガム
- クールミント(定番商品)
- コーヒーガム
- ジューシー&フレッシュガム
- 梅ガム(定番商品)
- イブ
- クイッククエンチC
- ブルーベリーガム(定番商品)
- ブラックブラック(定番商品)
ただし上記の商品の内、コーヒーガムとジューシー&フレッシュはすでにロッテ板ガムラインナップから商品情報が削除済。
おそらく近い内にそれらは生産終了となり、ダイソーからもその姿が消えることが予想されます。
またそれ以外のガムも復刻版については、売上が落ちれば随時販売が終了されるでしょうから注意してください。
まとめ
今回の記事ではロッテの板ガムシリーズをまとめて解説する共に、現在購入できる復刻版の情報をお伝えしました。
幸いなことに本記事執筆時点では、『コーヒーガム』『ジューシー&フレッシュガム』『クイックエンチC』など、ロッテの板ガムシリーズの人気商品はダイソーやイオンなどで購入できます(一部店舗を除く)。
またダイソーやイオンが近所に無い方でも、ヤフーショッピング・Amazon・楽天市場などのネット通販で注文できます。
しかし復刻版はあくまでも期間限定の販売。レギュラー商品ではないため、予告なしに販売終了となる可能性もあります。
ですので、まだ食べてないけど味わっておきたい懐かしの板ガムがある方は、商品が店頭に並んでいる内に手に入れておいてくださいね。
販売終了になればチェルシーやカールなどのように、プレ値がつくことが予想されますので、今の内に買っておくことをおすすめします。
プレ値で買うのはバカらしいから、今の内に復刻版でしっかり昭和の味を楽しんでおくんじゃよ。
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