1954年に発売されたロッテの『スペアミントガム』について解説するぞ。
好きな人は好きじゃが、嫌いな人は不味いと酷評しまくる口コミが賛否両論だった板ガムじゃよ。
噛んだ時に感じられるミントの清涼感がクセになるロッテの板ガム『スペアミントガム』。
本商品は1954年(昭和29年)に販売開始。コーヒーガムなど、クイックエンチガム、ジューシィフレッシュ、ブルーベリーガム、梅ガム、イブなど数多くの人気ヒット商品があるロッテ板ガムシリーズの中でも最古参。
2024年で今年で70歳(70周年)になる、昭和のお菓子の中でもベテラン組に入るガムです。
ちなみに1954年がどんな時代だったかと言えば、街頭テレビで放送されていた力道山のプロレス中継に国民が熱狂していた頃。そう考えると歴史を感じずにはいられませんね。
そんな歴史あるレジェンドお菓子『スペアミントガム』の商品情報、まずいと評判の味の実際の口コミ、販売終了や復刻販売の最新情報などをお伝えします。
あとロッテさんに申し訳ありませんが、スペアミントガムは『まずい』という口コミが他の商品より多いガム。
そこで復刻版を実際に食べた正直な感想も、記事中ではお伝えしますね。
参考記事昔のお菓子【スペアミントガムの商品情報】販売開始時期・原材料・栄養成分
【スペアミントガム】
1954年に販売開始されたロッテのスペアミントガムコーヒーガム、クイックエンチ、ジューシィフレッシュなど数あるロッテ板ガムシリーズの中でも最古参の商品じゃよ#昔のお菓子 #イラスト pic.twitter.com/Ks4xN0WFNI
— おかし博士@昔のお菓子 (@okashihakase) September 3, 2024
- 商品名:スペアミントガム
- 販売メーカー:ロッテ株式会社
- 販売開始:1954年(昭和29年)
- 販売時期:1954年-1997年
- 種類:チューイングガム
砂糖、水あめ、ぶどう糖、還元パラチノース、ゼラチン、ウーロン茶抽出物/ガムベース、軟化剤、香料、カラメル色素
- 熱量:80kcal
- たんぱく質:0g
- 脂質:0g
- 炭水化物:20.2g
- 食塩相当量:0.004g
スペアミントガムはロッテのお菓子の中でも最も古い商品の一つ。なんと発売開始は今から70年前の1954年です。
ワシと比べればまだまだひよっこの若造じゃが、それでも70年とはかなりの歴史じゃの。
販売は1997年頃に終了。その後は根強い板ガムファンの要望に応える形で、2010年に復刻。ただし復刻販売も2012年に終了。長期でのレギュラー商品化はしませんでした。
しかし2023年4月に、復活を望む根強い声に答える形で約12年ぶりとなる復刻販売が再びされたのです!※
※復刻販売の詳細な情報や買えるお店は後述します。
なお1960年代に入ってからはロッテはガーナミルクチョコレートやキャンディーの製造開発に力を入れていきますが、スペアミントガムを発売した1950年代当時はほぼガムの専門会社。
ロッテの社名と一躍有名にした『お口の恋人ロッテ』というキャッチフレーズも、チューイングガムのイメージから命名されたと推測できます。
ちなみに『お口の恋人ロッテ』というフレーズは、ドリフターズの仲本工事さんのお母さんが応募したものなんじゃ。
お菓子マニアの間では有名な話じゃよ。ふぉっふぉっ。
スペアミントガムが2023年に復刻販売スタート!買える店舗や現在の販売状況は?
スペアミントガムはこれまでに販売終了と復刻販売を何度か繰り返しています。
そしてなんと2023年4月に約10年ぶりとなる復刻販売がされました!
過去のスペアミントガムの販売歴史をまとめたものが以下の通りです。
- 第一期販売開始:1954年
- 第一期販売終了:1997年
- 第二期販売開始:2010年
- 第二期販売終了:2012年
- 第三期販売開始:2023年
- 第三期販売終了:未定
2023年からスタートした復刻販売(第三期)については、2024年現在も継続中です。
大型スーパー『イオン(AEON)』、百円均一ショップ『ダイソー』などで商品の目撃報告がX(Twitter)やインスタグラムなどのSNS投稿で報告されています。
博士はイオンで売ってるのを見つけて購入したんじゃ。近所のライフには売ってなかったのぉ
他には香水ガムのイブや、梅ガム、ブルーベリーガムも売っていたぞ
またAmazonや楽天市場でも本記事執筆時点では取り扱いがあるので、近くにイオンやダイソーが内化tも通販でも買うことができますよ。
なお2023年の復刻販売分がレギュラー商品化するかどうかについてですが、タブレット型ミント(フリスク、ミンティア)が主流となった現在では難しいかと思います。
最初こそ懐かしさや、昭和レトロ感に惹かれて売れ行きは伸びるでしょうが、おそらく2年-3年で終売すると予想します。
第二期販売も3年で終了したので、そのあたりが目安となるでしょう。
ですので復刻販売したのならいつか食べればいいかではなく、食べたいなら店頭に商品が並んでいる今の内に買うことをおすすめします。
販売終了してから後悔してはもう遅いぞよ
スペアミントガムはまずい!?口コミ低評価のガムを実際に食べた感想
『スペアミントガム』をGoogle検索で入力すると、サジェストキーワード(その単語と一緒に検索されることが多いワード)として『まずい』が表示されます。
おそらく自分で食べてみて美味しくなかったので、同じように不味さを感じている人がいないか調べるためにGoogleの検索欄に『スペアミントガム まずい』と入力して検索している人が多いせいでしょう。
またX(旧Twitter)でもスペアミントガムの味が美味しくないという主旨のポストを発見できます。
やっぱスペアミントガム
くそ不味いですね……(やっと1個噛み終えて)
もう一生買いたくない…(;´A`;)(まだ1個残ってる— uそこ(解凍された (@usoko294) August 12, 2023
ちなみに私も子供の頃に食べた感想は、たしかに美味しくはなかったです笑
ただそれはスペアミントガムが口に入れた時の爽快感を求めている大人向きで、フルーツの甘さを求めている子供の私に不味かっただけかもしれないと思ったのです。
もしかしたら大人になった今食べれば美味しいと感じるかもしれません。
そこでイオンで買った復刻版のスペアミントガムを食べてみました。
包み紙をはがすと、懐かしの銀紙のパッケージですね。
で、食べてみると…
うん!全然不味くない!
昔と比べてスペアミントの成分が抑えられているのか、化学的な下品なミントという感じはせず、優しい爽やかなミントの清涼感が口の中に広がりました。
また昔は板ガムは噛むとすぐに味がなくなり硬くなったのですが、味も柔らかさもしっかり持続してくれました。
さすが第三期の商品(2回目の復刻販売)だけあって、万人受けする方に改良されているのでしょうね。
ガツンと来るミントの強さこそありませんが、仕事や勉強の休憩時間にリフレッシュするために食べるならぴったりのガムだと感じましたよ。
ミントの強さ的に言えば、同じくロッテの板ガム『クールミント※』の方がよっぽど強いぞ。
まとめ
今回の記事では『スペアミントガム』の商品情報、復刻販売の有無、まずいと評判の口コミ、実食レビューなどをお伝えしました。
本文でもお伝えしたようにスペアミントガムは本記事執筆時点(2024年)では、復刻販売された商品が販売中。
ただしレギュラー商品ではなく、あくまでも復刻販売の位置づけ。販売数が落ちれば、販売終了となることは容易に想像ができます。
実際に前回の復刻販売でも、2010年の販売開始から約3年で販売が終了しました。
そのためスペアミントガムを食べたい方は、なるべく早く商品を入手することをおすすめします。
幸いなことには今はまだプレ値(定価よりも高いプレミア価格)が付いておらず、通販でも1個あたり90-110円ぐらいの値段で購入できますよ。
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